皆さんは「デートDVチェッカー」をご存知ですか?
10代向け性教育WEBサイト「セイシル」(株式会社TENGAヘルスケア)が実施する、デートDVを予防する教材「デートDVチェッカー」を全国の中高生に配布することを目的としたクラウドファンディングをご紹介します。
「デートDVチェッカー」とは
TENGAヘルスケアが2023年6月に配布を開始した性教育教材「デートDVチェッカー」。
性教育先進国であるフランスのパリ市が開発した「暴力チェックメーター」を日本語訳し、セイシルバージョンとして制作。
暴力の定義や性的同意の基準を緑色・黄色・赤色を用いてグラデーションで表現したアイテムです。
デートDVチェッカーを使うと、チェッカーの目盛りで自分や友達の状態を自己チェックすることが可能。
「withセイシル」という登録制の性教育従事者向けプラットフォームにて無償で注文を受け付けています。
投げ銭制度を導入したところ、全国の教員や助産師などの性教育従事者からの注文が相次ぎ、ローンチから7ヶ月で、5万枚を配布しました。
クラウドファンディングに至った背景
恋人からの暴力として最近注目を集めているデートDV。
内閣府の調査によると、交際経験があった人のうち女性は6人に1人、男性は12人に1人がデートDVの被害を受けたことがあるとされています。
文科省は2023年から「生命の安全教育」として若者が性被害・加害・傍観者にならないための教育を開始し、その中にデートDVも含まれています。
これまでセイシルでは性教育に携わる教育者向けに配布してきましたが、
多くの若者にデートDVに対する認知向上と課題意識の醸成を目指してクラウドファンディングを実施。
今回は、約20万人へのデートDVチェッカー配布を目指し、目標金額を200万円に設定しています。
実施概要
・実施日:2024年3月7日(木)〜4月30日(火)
・方法:「For Good」にてクラウドファンディングを実施
・目標金額:200万円(10円につき、1枚を制作して配布)
・支援額:1,500円〜200,000円の16種類から選択可能
※クラウドファンディング終了から1〜2年以内に、全てのデートDVチェッカーを学校や施設に完全無料で配布
※リターンの発送は、2024年5月末以降に開始予定
※目標以上の金額が集まった場合は、より多くの「デートDVチェッカー」の制作に使用します。
※目標金額に満たない場合も、計画を実行してリターンをお届けします。
若い世代に正しい知識を
どんな状況であれ、暴力を受けていい人は存在しません。
ですが万が一、何か起こってしまう前に、自分自身の状態やパートナーとの関係性を可視化できると対策を取ることができるかもしれません。
少しでも多くの人に「デートDVチェッカー」が広まりますように!
画像出典・引用:株式会社TENGAヘルスケア様より
(MOREDOOR編集部)