「セルフレジが増える中で…」非正規雇用の女性たちにどう影響する?”技術的失業とリスキリング”について聞いてみた

「セルフレジが増える中で…」非正規雇用の女性たちにどう影響する?”技術的失業とリスキリング”について聞いてみた

小売業界では、セルフレジの導入を含む無人化が進展しています。こうした技術やサービスの向上による労働環境の変化が、とくに非正規雇用の人たちにどのような影響をもたらしているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

さて、その状況は……


株式会社マイナビのマイナビキャリアリサーチLabは「4社に1社以上の企業が非正規社員の技術的失業の可能性」があると示唆し、「非正規社員にリスキリング(学び直し)を実施している企業は半数以下」と発表しました。また、非正規労働者は男性よりも女性の方が多いそうです。(※マイナビ 非正規雇用に関する企業の採用状況調査(2023年11-12月)より)

では、非正規労働者の女性たちの仕事はどうなるのでしょうか?

緊急アンケート!

今回MOREDOORでは、「労働環境の変化が非正規雇用の女性たちに及ぼす影響とリスキリング(学び直し)」についてのアンケートを実施。
編集部に寄せられたリアルな声をご紹介します。

調査主体:MOREDOOR編集部
調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるインターネット上のアンケート調査
調査期間:2024年6月14日〜6月21日
調査対象:20〜40代の80名

労働環境の変化が非正規労働者の女性たちに影響を及ぼすと思いますか?

「はい」と答えた人は69%、「いいえ」と答えた人は31%でした。その理由を探ります。

自分にとってリスキリング(学び直し)が必要だと思いますか?

「積極的に取り組みたい」と答えた人は25%、「できれば取り組みたい」と答えた人は44%です。約7割がリスキリングに前向きです。一方で、「できれば取り組みたくない」は19%、「全くやりたくない」は12%でした。その理由は以下の通りです。

実際にリスキリングにとりくむ時間はありますか?

「はい」と答えた人は46%、「いいえ」と答えた人は54%でした。

今後、仕事とどう向き合っていきたいですか?

将来的な見通しをもって

非正規社員の技術的失業の可能性を7割の方が感じている結果になりました。
また人々にとってリスキリング(学び直し)は「取り組みたいけれど忙しく、なかなか取り組めない」ようですね。
「新しく学び直す不安」や「すでにいっぱいいっぱいの環境をさらに悪化させたくない」といった声もありました。

個人が将来への見通しを持ちながら働けるように、社会全体で非正規社員に対するリスキリングのサポート体制を構築していくことが重要ではないでしょうか。
その中で、たとえば「業務時間内でのリスキリング機会の提供」など、金銭的時間的負担の少ないさまざまなアイディアが生み出されていくかもしれません。
皆さんは”技術的失業とリスキリング”について、どう感じましたか?


(MOREDOO編集部)
制作協力:マイナビキャリアリサーチLab