時間も手間もかかるお弁当作り。
作ってくれた人には、心からの「ありがとう」を伝えたくなりますよね。
今回MOREDOORでは、お弁当にまつわるエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。
39歳、Nさんの場合
私が通っていた高校では、毎日お弁当持参が基本でした。
私の母は料理が得意とは言えず、家庭でのごはんもほぼルーティーン化されていました。
それがお弁当ともなれば、母も大変だったろうと思います。
「嫌だな」と思うことはありませんでしたが、お弁当を楽しみにしているということもありませんでした。
友人からの一言であることに気付き……
ある日、いつも一緒にお弁当を食べている友人が、「〇〇(私の名前)のお弁当って冷凍食品入ってないね」と私に言いました。
その当時、冷凍食品をお弁当に入れるのは当たり前でしたし、スーパーなどでも見かけてはいたのですが、自分のお弁当には入っていないことに初めて気付きました。
改めて振り返ると、凝った料理ではないけれど私の好きな食べ物をかならず作ってくれていた母。
母の中で手作りのおかずを詰めることが最大の愛情表現だったんだろうと思います。
2児の母になった今では……
冷凍食品を使わず3年間お弁当を作ってくれた母の偉大さを、2児の母となった今実感しています。
当時は、びっくりしたのと同時に、感謝の気持ちでいっぱいでした。
母親の偉大さと愛情の深さを感じて、苦手なことでも、自分ができることや頑張れることを見つけることが大切なのだと学びました。
(39歳/フリーランス)
手作りのおかずを入れてくれていた母
友人の一言で、お弁当に冷凍食品が入っていないことに気付いたというNさん。
自身も2児の母となり、自分の母の偉大さと愛情の深さを感じることとなったのですね。
皆さんは、ほっこりするようなお弁当エピソードは何かありますか?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)