「子宮頸がん検診を受けないといけないけど、どのような健診なのか不安」
「何か準備は必要なのかな……」
子宮頸がん検診について、このような悩みを持つ女性もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、認定NPO法人キャンサーネットジャパンにて制作された子宮頸がん検診の啓発動画「初めて子宮頸がん検診を受けてみた」についてご紹介します。
子宮頸がん検診の比率は……
子宮頸がんは若年層でも罹患リスクがあることから、子宮頸がんの検診を厚生労働省は20歳から2年に1度は受診するよう推奨しています。
しかし、現状は20歳~69歳で43.6%(国民生活基礎調査、2022年*)、20代は25.7%(国民生活基礎調査、2019年**)という受診率。
そこで、まだ検診を受けたことがない方にも安心して検診を受けていただけるように啓発動画「初めて子宮頸がん検診を受けてみた」を公開しました。
※この動画は、2024年度 日本郵便年賀寄付金の助成を受け制作いたしました
具体的な動画の内容って?
(検査用のブラシを触っている様子)
初めて子宮頸がん検診を受ける20代の女性2人が、埼玉県川口市にある「さとうレディースクリニック」佐藤久美先生を訪問。
子宮頸がんや子宮頸がん検診について説明を聞き、実際に受けた感想を話す様子が映し出されています。
また、健診の流れ、適切な服装、受けるときの注意点だけでなく、受診時を具体的にイメージできるように検査に使用するブラシや器具の説明や、診察台の椅子がどのように動くかも教えてくれています。
(さとうレディースクリニック 佐藤久美先生)
さらに、動画内では定期的に検診をすることで、子宮頸がんになる前の状態(前がん病変)で見つけることができ、たとえHPVワクチンを接種していても検診は必要であることを伝えています。
自分のからだと向き合うために……
初めてで不安に思っている方でもこの動画をみることで、検診の様子がわかり、疑問に思っていたことも解消できるかもしれませんね。
この動画をきっかけに、子宮頸がん検診を受診してみてはいかがでしょうか。
*国民生活基礎調査(厚生労働省大臣官房統計情報部)2022年
**国民生活基礎調査(厚生労働省大臣官房統計情報部)2019年
・認定NPO法人キャンサーネットジャパンとは
認定NPO法人キャンサーネットジャパンは、1991年に発足。
がん患者が本人の意思に基づき治療に臨むことができるように、科学的根拠に基づく情報発信を行うことをミッションとしています。
2016年8月認定NPO法人となり、現在の主な活動は、各種がんについての啓発イベント、全国のがん診療連携拠点病院等に設置されている「もっと知ってほしいシリーズ冊子」の制作、養成講座や認定試験など教育事業等も実施しています。
また、2014年から毎年ジャパンキャンサーフォーラムではがん患者・家族のみならず一般市民を対象とした最大級のがん啓発イベントを開催。
▶︎認定NPO法人キャンサーネットジャパン
(MOREDOOR編集部)