母子家庭で迎えた「父の日」息子が保育園から帰ると⇒まさかの贈り物に「泣きそう」

母子家庭で迎えた「父の日」息子が保育園から帰ると⇒まさかの贈り物に「泣きそう」

「父の日」は、家庭の形によっては少し複雑な気持ちになる行事かもしれません。
だからこそ、周りとどう過ごすかを工夫することで幸せな一日になることもあるようで……。
今回MOREDOORでは、祖父母と孫の微笑ましいエピソードをご紹介します。

※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。

Gさんの場合

私は4歳の息子を育てるシングルマザーです。

父の日が近づいた頃、保育園で「父の日の制作」をすると聞き、正直なところ少し不安を感じていました。

きっと周りの子どもたちは「パパにあげる!」と言いながら作るのだろうと思い、息子に寂しい思いをさせてしまうのではないかと心配していたのです。

そんな気持ちのまま迎えに行った当日、保育園から出てきた息子は、想像とは違い満面の笑顔でした。

息子が放った言葉とは……

「今日はね、父の日の制作をしたの!」と嬉しそうに作品を見せてくれた息子に、「わあ、上手にできたね」と声をかけると、「これはね、じぃじにあげるんだ〜!いつもトミカ買ってくれるから、ありがとう言うの!」と迷いなく答えたのです。

その言葉に胸がいっぱいになり、「じぃじ、きっと喜ぶね」と伝えて、すぐに実家へ向かいました。

プレゼントを受け取った祖父は、今まで見たことがないほどの笑顔で「ありがとう!すごく嬉しい!」と言いながら、息子の頭を何度も撫でていました。

少し照れた息子は「もういいって〜」と言いながら手を払っていましたが、その表情もどこか誇らしげ。

二人が仲よくしている姿を見て……

その光景を見て、私は思わず泣きそうになりました。

母子家庭という環境にしてしまったことへの不安や罪悪感を、ずっと自分の中で抱えていたからです。

でも、息子がこんなにも自然に感謝の気持ちを表し、優しくまっすぐに育っている姿を見て、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
(25歳/会社員)

二人の特別な時間

息子の強さや優しさ、そして祖父との深い絆が深まった瞬間を目の当たりしたGさん。
どんな環境であっても、周りの大人が愛情を注ぎ続ければ、子どもはしっかり前を向いて成長していくことがわかりますね。
皆さんは祖父母と孫のほっこりエピソードはありますか?


※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)