一文字だけだと読めるのに、送り仮名が入ると急に読めない……。
今回は「熱る」という漢字ですが、わかりますか?
なんらかの要因で顔が赤くなることを表現している漢字です。
(1)「熱る」の読み方
「ねつる」や「こもる」ではありません。
たしかに、熱がこもると顔は赤くなりますが、こもるはまったく別の漢字です。
この漢字の読み方は「ほてる」と読みます。
ほてるなら、「火照る」を多く目にしていることでしょう。
一般的には、こちらの字で「ほてる」は表されることがほとんどです。
しかし、知識として「熱る」と1つの漢字で表すこともできることを覚えておきましょう。
ちなみに、「熱る」は「いきる」とも読みます。
こちらは非常に頻度が低いため、レアな読み方といえるでしょう。
最近よく聞く「イキる」とはまったくの別物です。
(『広辞苑』より)