生理の重さや出血量は、人それぞれです。
とはいえ、つらい症状が長期的に続いているとなると不安になってしまいますよね。
そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
24歳/保育士Cさんの場合……
私の疾患は、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)です。
初めての生理から規則的に来ることはなく、半年程度の間隔で来ることもありました。
しかも、生理中は激痛で嘔吐や失神することもあり、月経の出血量も多く、小さめの夜用ナプキンが1時間でいっぱいになるほどでした。
高校2年生の時から気になっていましたが、結局20歳になった時点で初めて病院を受診しました。
どんな治療を受けましたか?
ホルモン検査により、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の診断を受けました。
妊娠希望するまでは、出血のリズムを整え、月経量を減らす目的でピルを服用しました。
その後妊娠を希望したため、ピルを中止して自然に経過をみたのですが、排卵が起こりませんでした。
そこで排卵誘発剤の使用を始め、不妊治療を行いました。
担当医ときちんと相談できたためスムーズに治療することができました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
まだ学生であっても病気の可能性はあるので、勇気を出して一歩踏み出してください。
がんの可能性もあるので、世間体は気にせずに行くことが大事です。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。
自分の未来のために踏み出そう
重い生理痛や出血量の多さは、PCOSが原因だったというCさん。
たとえ学生でも生理でつらい症状があるのなら、思いきって病院に行くことを検討するとよいかもしれません。
生理で悩んでいることがあれば、近くの婦人科に足を運んでみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!
※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)