仕事中に鎮痛剤を服用しても痛い…!生理痛がひどく婦人科を受診してわかった原因

仕事中に鎮痛剤を服用しても痛い…!生理痛がひどく婦人科を受診してわかった原因

毎月の生理のたびに、生理痛に悩まされている方は多いでしょう。

生理痛は女性によくある症状ですが、中には子宮内膜症などの病気が原因で起こることもあります。

そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

監修医

▶︎新見正則医院

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Rさんの場合……

以前から生理痛があり、生理が来るたびに鎮痛剤を服用していましたが、仕事が忙しく病院へ行かずにいました。

26歳のとき、仕事中に鎮痛剤を服用してもおさまらないほどの生理痛に見舞われました。

仕事中だったので、その日は何とか我慢して後日婦人科で受診。

エコー検査と採血の結果、子宮内膜症とチョコレート嚢腫であると診断されました。

どんな治療を受けましたか?

生理痛を軽減する目的で低容量ピルの内服を開始しました。

内服開始後、経血の量は減り生理痛は軽減しましたが、チョコレート嚢腫による下腹部痛は改善せず……。

毎日鎮痛剤が必要な状態だったため、低容量ピルは中止し子宮内膜症治療薬へステップアップしました。

ステップアップ後、症状は改善しました。

世の女性陣へ伝えたいことは?

先月の生理痛や経血量と比べて今月はどうかと考えるのではなく、半年前や1年前と比べてみるとわかりやすいと思います。

婦人科系の疾患は周囲に相談しにくく、受診するのも億劫になりがちですが、悪化してしまう前になるべく早く受診してほしいです。

※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。

気になる症状があるときは婦人科へ

鎮痛剤を飲んでも治まらない生理痛は、子宮内膜症とチョコレート嚢胞が原因だったというRさん。

Rさんは、低用量ピルや子宮内膜症治療薬の服用で症状は改善したようですね。

皆さんも、気になる症状があるときは、早めに婦人科で受診してみてくださいね。

今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。


※監修医:新見正則医院院長、新見正則
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

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新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

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