顔にできた発疹に悩んでいませんか?
なかには、思わぬ病気が判明した方もいるようで……。
そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Aさんの場合……
顔面麻痺、帯状疱疹。
朝起きてコーヒーを飲もうとすると、口の右側からこぼれてしまいました。
鏡を見たら、笑っても右側の頬だけ垂れ下がっています。
しびれる感覚があり、脳神経科の病院に行ったら、右耳に帯状疱疹ができていて……。
それが原因で顔面の右側が麻痺していると診断を受けました。
食事や飲み物を上手くとることができず、手であごを抑えて口からこぼれないようにして飲食しました。
どんな治療を受けましたか?
ステロイドの入った薬をもらったことと、顔面のマッサージを受けました。
もらったステロイドの薬は、糖尿病の人には飲ませられないとのこと。
そこで血液検査を受けたところ、まさかの糖尿病の予備軍とも言われ、食事制限も言い渡され……。
最初、薬は1回に3錠飲むことから始め、1週間経て状態がよくなっているか診察後、1錠ずつ減らしていきました。
帯状疱疹は塗り薬を塗って治療しました。
伝えたいことは?
右耳にできた帯状疱疹は、自分ではただの吹き出物くらいにしか考えていなかったので、そのうちに治るだろうと放置していました。
首から上の湿疹には十分注意した方がよいです。
自分は顔面麻痺でしたが、時には失明したり、難聴になったりする人もいるそうです。
違和感があるときは早めに専門家へ
顔面麻痺と帯状疱疹の症状によって、日常生活が大きく影響されることがわかりました。
皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門家へ受診してみてくださいね。
今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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