日常生活で倒れてしまった経験はありますか?
体調不良や、屋外での作業で倒れた経験があるという方も少なくないはず。
そこで今回は、「倒れてしまったエピソード」をご紹介します。
Gさんの場合……
数年前の夏、1人暮らしで、電気代節約のために夜はエアコンを完全に消していて、朝起きた時に何となく気持ちが悪いなあと思いつつ、バイトへ出勤しました。
バイト中は、御手洗に行く頻度を減らすために水分補給を我慢していました。
すると突然、目の前が真っ白になりそのまま倒れました。
倒れた直後は記憶はなく、いつの間にか床に横たわっていた感じでした。
倒れた日のシフト場所が室内とはいえ、ガラス張りの室内で真夏の直射日光が当たる場所だったこともあり、限界をこえてしまったのだと思います。
どのようにして回復しましたか?
起こして頂いた後、2人ほどの職員さんに支えられてたっぷりと水を飲みました。
バイト中でしたがすぐに家に帰るように言われ、自力で自宅に到着後もしっかり水分補給と栄養のあるご飯を食べて早めに寝ました。
エアコンも渋らずにつけるようにしました。
伝えたいことは?
電気代を気にしてエアコンを渋った結果、体調不良となると病院代がかさむなど元も子もありません。
暑い時はエアコンを使うなどして、体温を正常にするように心がけてほしいです。
今回は私には後遺症などありませんでしたが、少しでもおかしいなと感じたら病院に行くのは必須だと思いました。
また、当時の私は仕事中にトイレに行くことで「悪く思われるのでは」と気にしすぎて、水を飲まないようにしていました。
しかし体調が悪くなり、周りに迷惑をかけるくらいなら、たっぷり水分補給をして仕事をこなした方がマシだともこの1件で痛感しました。
水分補給や温度調節は自分のことをよく考えて、上手く夏を乗り切ってください。
違和感を感じたら早めに処置を
暑さで体に異変を感じたら、すぐに適切な処置をしましょう。
身体からの大事なサインを見逃さないようにしてくださいね。
万が一、違和感が続く場合は専門家の受診も大切です。
今回は「倒れてしまったエピソード」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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