生理痛が重くても、我慢をしていませんか?
婦人科疾患が隠れている可能性もあるので、適切な処置が必要かもしれません。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
Eさんの場合……
もともと生理痛は重たい方なのですが、高校生あたりから痛すぎて吐くようになりました。
薬を飲むと軽減したので、薬で乗り越えていました。
しかし、26歳ころには1日3回の薬を1日6回飲まないと痛みに耐えられなくなり、寝る前に薬を飲んでも痛みで目が覚めるようになり……。
その痛みから解放されたくて、初めて婦人科へ行って診てもらったところ、子宮内膜症と診断されました。
どんな治療を受けましたか?
最初は低容量ピルから始めました。
しかし私の場合、吐き気よりも過食がひどく、寝ぼけながら冷蔵庫を漁って食べていて、イライラも激しくなったので病院に相談すると、飲まなくてよいと言われました。
妊娠すると改善されることがあるようで、医師から年齢的に妊娠を待ちましょうと言われました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
生理痛がひどくても、病院に行くことが恥ずかしく、我慢してしまう方もいると思います。
しかし、この病気は不妊の原因にもなるらしいので、生理痛がひどくて出血量が多い方は、早めに病院に行ってほしいです。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのも良い選択肢ですので、検討してみてください。
違和感を覚えたときは婦人科へ
痛みに耐えられないほどの生理痛は、子宮内膜症が原因だったというEさん。
最初は低用量ピルを服用していたようですが、今は妊娠による改善を待っているようです。
皆さんも、体に違和感を覚えたときは、早めに病院で受診してみてくださいね。
今回は「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をお届けしました。
※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)