生理中は気をつけていても臭いが気になりますよね。
そんなときにデリカシーのない言葉を言われて困惑してしまうことも……。
今回は生理にまつわる驚いたエピソードをご紹介します。
28歳、会社員Tさんの場合……
同棲する彼に言われた一言「臭いがキツくて吐き気がする」にはさすがに傷つきました。
交際期間が2年を越えていましたが、同棲を始めてから最初の生理。
同棲前は生理になると気を使ってくれましたが、一緒に生活する環境では彼も戸惑っているようでした。
そのときの心情は?
たしかに臭いはしますが、もう少し言い方を考えて欲しいとショックでした。
いくら何でも話せる仲だとしても、「吐き気がする」と言われてしまうと傷つきます。
そして、そういうことを思って言ってしまう人なんだと思いました。
体調の悪くなることや気持ちの浮き沈みなどを日頃から話していたので、理解してもらっているつもりでしたが、やはり実際に自分がならないとわからないのだなと感じました。
言われた人へどんな対応をしましたか?
生理中はあまり近づかないように距離を取っています。
このようなことが起こらないために性教育の中で教えて欲しいことは?
男女の認識、知識が同じくらいになれば、お互いに必要な配慮が生まれると思います。
同棲中の彼からのひと言
自身の体験談を描く漫画家みわ柴(@miwashibachan)さんの「生理で別れた話」でも、生理にまつわる驚いたひと言が描かれています。
主人公のみわ柴さんは、知り合いから月経前症候群(PMS)のことを聞き、産婦人科を受診。
同棲中の彼のもとへ帰宅すると……?
日常生活に支障が出る生理前の症状は、「月経前症候群」という病気です。
それを相談しに産婦人科へ行っただけなのに、「ついに浮気でもした?」と彼から疑われて弁明する羽目に。
この後、さらに生理をめぐって主人公と彼は大きくすれ違ってしまいます。
こんな時どうする?
生理についてもっとすべての人が理解を深められる機会があれば、Tさんや漫画の主人公が言われたような言動はなかったかもしれません。
もしあなたが「自分の症状に理解ない言葉」を言われたら、どう対処しますか……?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
漫画の監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(DoctorofPhilosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
下記も好評発売中。
「しあわせの見つけ方、予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」
◎【生理で別れた話】全話
◎みわ柴ちゃんのInstagramはコチラ
◎みわ柴ちゃんのブログはコチラ
(MOREDOOR編集部)