生理の症状は人によって異なりますが、婦人科系疾患が隠れていることがあります。
なかには、婦人科疾患が腰痛となって現れることもあるようです。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Yさんの場合……
初経からずっと経血量が多く、生理痛がひどいことが悩みでした。
生理のたびにレバーのような血の塊がたくさん出ており、常に貧血で献血に行っても断られるほどでした。
25歳のときに生理じゃないのに電気が走ったような激痛を伴う腰痛になりました。
いろんな整形外科を周りましたが、原因がわからず……。
とりあえず腰椎ヘルニアがないか精査するために、腰部のMRI検査を行ったところ、子宮筋腫が発見されました。
婦人科で受診した結果、子宮筋腫と子宮内膜症だということが判明。
どんな治療を受けましたか?
婦人科でピルを処方されましたが、最初に飲んだピルは合いませんでした。
主治医の先生と今後の治療や経済的負担について相談した結果、低用量ピルで治療を続けることになりました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
月経困難症は精神的にも身体的にもとても辛いものです。
婦人科疾患に気づかず、長く辛い思いをしてきた方もいると思います。
しかし、きちんと治療することでその辛さは軽減されます。
生理だから仕方ないと諦めずに、病院へ行ってみてください。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
この話を見た読者は
『腰痛と子宮筋腫などの婦人科疾患は結びつかないのでびっくりしました。』
『私も同じような腰痛になるので血の気が引いています。婦人科に行って診てもらおうと思いました。』
『症状が酷くなる前に行けば、改善したり軽くなるので受診は大切だと思いました。』
『分かりやすい症状ばかりではないので、定期受診も大事だと感じました。』
など、さまざまなコメントが多く寄せられました。
医師に相談を
電気が走るような腰痛は、子宮筋腫と子宮内膜症が原因だったというYさん。
皆さんも、少しでも体に違和感を覚えたら、早めに医師に相談してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)