産後、久しぶりの性行為で…→会陰切開した傷口が開かないか、怖くなった結果?【医師監修】

産後、久しぶりの性行為で…→会陰切開した傷口が開かないか、怖くなった結果?【医師監修】

産後の性行為に、不安を感じている方もいらっしゃるのでは?

中には、怖いという感情があった方も……。

そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。

監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。

ひなたクリニック

Aさんの場合……

産後、久しぶりの性行為をしたのですが、挿入のときに痛みを感じました。

出産時に会陰切開をしていたこともあり、久しぶりの行為で傷口が開かないか心配で、怖いという感情もあったのかなと思います。

痛かったので、早く終わってほしいと思ってしまいました。

どのようにして症状を改善しましたか?

最初はローションなどを試して、徐々に慣れていきました。

旦那も理解してくれたので、痛みがあるときは無理にしないようにしてくれたので助かりました。

何度か回数を重ねるうちに、まったく痛みを感じなくなりました。

世の女性陣へ伝えたいことは?

まずは、ローションなどを試してみてください。

いろいろと試すことで、打開策が見つかると思います。

私のように、回数を重ねることで解決することもあります。

(37歳/主婦)

違和感を覚えたときは我慢しないで

実は産後は、ホルモンバランスが通常時と異なるため、分泌量が減るなどのうるおい不足が起こりやすくなります。

また会陰裂傷や会陰切開の痕のひきつれや、「もし会陰が切れたら……」などの不安や緊張から起こる筋肉のこわばりも、痛みを招く要因となります。

(一般社団法人日本家族計画協会「性交痛の原因と解消法」より引用)

引用元:一般社団法人日本家族計画協会「性交痛の原因と解消法」

もしローションなどを取り入れてもまだ違和感を覚えるような場合は婦人科医へ相談してくださいね。

何よりまず、1人で我慢せずにパートナーと話し合い、うまく乗り越えていきましょう。

今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。


※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

三橋裕一

三橋裕一

ひなたクリニック院長

1964年生まれ。医師になり28年目。

福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。

趣味はお酒とバイクジムカーナ。

利き酒師やフードマイスターの資格も保有。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。