「手を繋ぐことも不快だった…」中学時代からの友人が突然の“カミングアウト”。改めて性教育を考えるキッカケに

「手を繋ぐことも不快だった…」中学時代からの友人が突然の“カミングアウト”。改めて性教育を考えるキッカケに

皆さんは「性の多様性」について考えたことはありますか?
なかには、友人から悩みを打ち明けられたことがある方もいるようです。

そこで今回のMOREDOORでは、実際にあった「性の多様性についてのエピソード」を紹介します。

Hさんの場合……

中学生の頃から付き合いのある友人から「実は誰も好きになることができない」と打ち明けられました。

昔は一緒に「彼氏欲しい」といったりしていたのですが、実際は周りに合わせて自分も彼氏がいなければいけないと思っていたこと、そして社会人なってから無理やりお付き合いしてみようと男性と親しくなったが、手を繋いだりすることにも不快感を感じてしまったということを伝えてくれました。

アセクシュアルというそうです。

※アセクシュアル(Aセクシュアル・エイセクシュアル)とは、他者に対して性的欲求(や恋愛感情)を抱かないセクシュアリティのことです。(引用:JobRainbow)

▶︎引用元:JobRainbow

その時の心情は……?

最近は少しずつさまざまな指向があることが広まっていたので、そうなんだと冷静に受け止めました。

しかし同時に、学生時代や20代前半の頃「みんながみんな恋人と過ごすことに憧れている」と思い込んでいた自分、そしてその話で友人も巻き込み盛り上がっていたことに申し訳なさを感じました。

子どもに向けた性教育にどんなことを期待しますか?

「体と心の性別が一致しない人もいること」「愛情の抱き方も人によって違うこと」「男だから、女だからという概念ではなく、その人個人の想いや考え方に目を向けること」「他者との違いを認められること」を伝えて欲しいです。

大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?

「子どもに【性的指向】を押し付けないこと」「気軽に恋人の有無を聞くべきではないこと」「恋人の有無によってからかいの対象にするべきではないこと」「他者との違いを受け入れて行く世の中になってきたこと」を伝えて欲しいです。

(32歳/自営業)

※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。

ゲイであることを隠す…?

自身の体験をもとに描いたヨハヌン(@yohayoha.7)さんの『ゲイがきっかけで親友を失った話』では、自身の「性」に対する“カミングアウト”への葛藤が描かれています。



自分がゲイであることを隠し続けるヨハヌンさん。
自分自身との葛藤を続ける中で、人間関係にもだんだん影響が出てくるようになるのでした……。

こんな時どうする?

昨今では多様な性自認や性的指向について認識が広がりつつあります。

人には人の幸せがありそれが必ずしも同じとは限りません。
Hさんは自分の中で「みんなが同じ考えをしている」と決めつけていたことを反省した過去があるようです。
また、漫画の主人公のように自身の性に悩み、隠しながら生活している方もいるのではないでしょうか。

皆さんも「性の多様性についてのエピソード」は何かありますか?

◎【ゲイがきっかけで親友を失った話】全話
◎ヨハヌンさんのInstagram
◎ヨハヌンさんのブログ
◎【MOREDOORで大人気の漫画まとめ】

※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
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(イラスト/@yohayoha.7)
(MOREDOOR編集部)