初めての性行為。数日後になぜか排尿痛が…→医師から告げられた“病名”に戸惑い【医師監修】

初めての性行為。数日後になぜか排尿痛が…→医師から告げられた“病名”に戸惑い【医師監修】

初めての性行為で戸惑った経験がある方もいらっしゃるのでは?

中には、性行為後の行動で知らなかったことがあり、混乱した方も……。

そこで今回のMOREDOORでは、「性に関する誤解エピソード」をご紹介します。

監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。

ひなたクリニック

22歳、学生のEさんの場合……

初めての性行為の後、幸せ気分のまま、シャワーやトイレに行かずにパートナーとそのまま眠ってしまいました。

すると数日後、排尿痛や頻尿が起こるようになり、病院を受診したところ膀胱炎と診断されました。

そのときの心情は……?

なぜ膀胱炎なのか、そのときは性行為後の行動と結びつかず不安でした。

それからは性行為後、どれだけ幸せムードでも、トイレに行って排尿するか、シャワーを浴びてから眠るようになりました。

また、汚れた手で性器を触らせないし、触らないようになりました。

子どもに向けた性教育にどんなことを期待しますか?

抽象的なことだけではなく、具体的にどういう流れで行為を行うのかを教えることを期待します。

また、病気のリスクや妊娠にかかる費用などを具体的に明示するとよいと思います。

(22歳/学生)

正しい情報を……

初めての性行為後、そのまま眠ってしまい、後日膀胱炎になったというエピソード。

性行為後の行動と膀胱炎が結びつかず、不安だったというEさん。

実は、性行為中は尿道に細菌が入ってしまう可能性があり、性行為のあとに排尿し、シャワーで陰部を洗浄する必要があります。
また性行為で膀胱炎にならないために、性行為前に手洗いやシャワーをすることや、生理中は性行為をしないことで予防ができます。

セックスでの膀胱炎予防(TENGA HEALTHCARE)

皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?


※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

三橋裕一

三橋裕一

ひなたクリニック院長

1964年生まれ。医師になり28年目。

福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。

趣味はお酒とバイクジムカーナ。

利き酒師やフードマイスターの資格も保有。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。