いつもの生理と違うなと感じたことはありませんか?
生活に支障が出る場合は、ホルモンバランスの乱れが影響している場合も……。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科を受診したときのエピソード」をご紹介します。
監修:医療法人沙月理事長、月城沙美
医学博士/日本専門医機構認定産婦人科専門医/母体保護法指定医
医学博士/日本専門医機構認定産婦人科専門医/母体保護法指定医
福井医科大学(現 福井大学)医学部を卒業後、名古屋市立大学病院で研修、名古屋市立大学医学部大学院を卒業、複数の医療機関で勤務。
東京都内の婦人科や美容皮膚科でも経験を積み、2021年に〈レディクリニック名古屋伏見〉を開業し、2023年医療法人沙月を設立。
「安心•納得の医療を提供する」ことをモットーに、女性の健康の増進に美容が助けになるという思いから、婦人科•美容皮膚科の〈レディクリニック八事山手通〉を令和5年11月11日に開院。
Dさんの場合……
生理が終わったあとも少量の不正出血が2週間くらい続き、その後の生理の量が今までにないほど大量の出血がありました。
もともと貧血気味でしたが、貧血がさらにひどくなり、フラフラしたり眩暈や疲れで生活に支障が出始めたため、婦人科を受診。
子宮内エコー検査を受け3cmほどの子宮筋腫が2つ見つかりました。
※不正出血の期間により症状は異なりますが、1ヶ月ほど続く不正出血の場合は、ホルモンバランスの乱れも関係しています。
毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
どんな治療を受けましたか?
ホルモン治療で出血を止めるため、ホルモン剤(錠剤)の処方と、貧血改善のために鉄剤を処方してもらいました。
治療後、生理は落ち着いています。
貧血はまだ数値が低めだったので、鉄剤を飲み続けています。
世の女性陣へ伝えたいことは?
最初は「年齢的にも生理が終わるからの症状かな」と思いましたが、結果筋腫が影響していた出血でした。
いつもの生理と違う場合は、早めに婦人科を受診したほうがよいと思います。
違和感を覚えたときは婦人科へ
不正出血や貧血は、子宮筋腫が原因だったというDさん。
皆さんも、体に違和感を覚えたときは、早めに病院で受診してみてくださいね。
今回は「婦人科を受診したときのエピソード」をお届けしました。
※監修:医療法人沙月理事長、月城沙美
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)