『蕁麻疹かな?』ずっと続く手足のかゆみ…採血検査でわかった疾患とは「初めて知った」「放っておいても治ると判断しがち」

『蕁麻疹かな?』ずっと続く手足のかゆみ…採血検査でわかった疾患とは「初めて知った」「放っておいても治ると判断しがち」

体のことで慢性的に気になる症状があるという方も多いのでは?

その場合、病院を受診するなど早めに対処をすることで、悩みが解消されるかもしれません。

そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

Gさんの場合……

40歳を過ぎた頃、何も特別な症状がないなかで手足のかゆみに悩まされました。

皮膚科で受診し、アレルギーの薬を処方されました。

当初は一時的なものと思われた蕁麻疹でしたが、時間が経つにつれて慢性的なものに。

皮膚科の医師は甲状腺の病気の可能性を考慮し、採血をすすめました。

その結果、橋本病が発覚しました。

どんな治療を受けましたか?

橋本病の診断後、薬の内服によって甲状腺の数値を安定させる治療が開始。

妊娠中は定期的に受診し、医師の指示に従いました。

出産後は内服をやめましたが、半年に一度の受診と採血が続いています。

世の女性陣へ伝えたいことは?

橋本病の症状がないまま、皮膚科で病気が発覚するとは思ってもみませんでした。

しかし、こんなこともあるのです。早期発見と治療は重要です。

自身の体調に異変を感じたら、素早く専門医に相談しましょう。

この話に読者は

『蕁麻疹だと、ついつい放っておいても治ると勝手に判断しがちですが、このような病気が隠れている可能性がある事を初めて知りました。』

『手足の痒みだと、市販の塗り薬で様子を見たり、皮膚科に受診するぐらいしか思いつかないので、そのような重大な病気が隠れている場合があると知りびっくりしました。おかしいなと思う時は、色々と検査する必要も有ると分かりました。』

『橋本病という名前は聞いたことはあるのですが、症状は知りませんでした。手足の痒みというと皮膚の炎症やアレルギーと思ってしまい、病院へ行くのも先延ばしにしてしまいそうですが、この話を読んで違和感があったらすぐに受診することの大切さを感じました。』

『こういうパターンもあるとはびっくりです!』

『私も痒みが出やすいですが、乾燥などだと思ってしまうため別の病気が潜んでいるかもしれないのは恐ろしいと思いました。』

など、さまざまなコメントが多く寄せられました。

違和感があるときは早めに専門医へ

Gさんの手足のかゆみは、橋本病が原因だったようです。

大きな症状が出なくても、隠れた疾患があるかもしれません。

皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門医に受診してみてくださいね。


※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切な対応をお願いいたします。

監修医:新見正則医院院長、新見正則

1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
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「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」

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(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

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新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

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