生理の症状は、個人によって異なります。
中には、仕事に集中できないほどつらい症状に悩まされる方もいるでしょう。
今回は実際にあった「生理に関する驚いたエピソード」をご紹介します。
Dさんの場合……
職場に厳格な女性の先輩がいました。
しかし、同じ女性として、生理のときのつらさには理解があると期待していました。
その先輩は、とにかく新人には厳しく、仕事も妥協しない、ストイックな女性です。
その日は、どうしても昼までに片付けなければならない仕事がありましたが、生理がひどく、朝会社に行くこと自体が困難でした。
吐き気もあり、トイレにこもっているかのような午前中を過ごし、同期にも心配されながら仕事をこなし、あと少しでしたが、時間内に仕事は終わりませんでした。
先輩に「間に合わなかったけど、必ず今日中に終わらせます」と報告しに行ったのですが、「生理って病気じゃないのよ?それは言い訳になりません」と言われてしまいました。
そのときの心情は?
確かに生理を言い訳にするのはよくないし、体調不良は自己管理不足かもしれません。
しかし、私も薬を常備して鎮痛剤を飲んだり、体を温めるアイテムを利用したりと何も手を打たなかったわけではありません。
心のどこかで「同じ女性なので、わかってくれる」と思っていたのでショックでした。
どんな世の中になって欲しいですか?
生理の症状には個人差があります。
不快感が約1週間続く人もいます。
女性も男性も不調なときは、気軽に声を上げられ、理解されるような世の中になってほしいです。
(36歳/会社員)
同棲中の彼からのひと言
自身の体験談を描く漫画家みわ柴(@miwashibachan)さんの「生理で別れた話」でも、生理にまつわる驚きのひと言が描かれています。
主人公のみわ柴さんは、知り合いから月経前症候群(PMS)のことを聞き、産婦人科を受診。
同棲中の彼のもとへ帰宅すると……?
日常生活に支障が出る生理前の症状は、「月経前症候群」という病気です。
それを相談しに産婦人科へ行っただけなのに、「ついに浮気でもした?」と彼から疑われて弁明する羽目に。
この後、さらに生理をめぐって主人公と彼は大きくすれ違ってしまいます。
こんな時どうする?
生理についてもっと全ての人が理解を深められる機会があれば、Dさんや漫画の主人公が言われたような言動はなかったかもしれません。
もしあなたが「自分の症状に心ない言葉」を言われたら、どう対処しますか……?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
漫画の監修:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(DoctorofPhilosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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(MOREDOOR編集部)