「ピリッとした痛み…」前戯をあまり行わず性行為すると…⇒”10分”で痛みを緩和させた方法とは?【医師監修】

「ピリッとした痛み…」前戯をあまり行わず性行為すると…⇒”10分”で痛みを緩和させた方法とは?【医師監修】

性交痛を感じるのは、前戯不足が原因のこともあるようです。

中には、前戯をほとんど行わなかったことで、痛みを感じた方も……。

そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。

監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。

ひなたクリニック

Cさんの場合……

前戯をあまり行わずしたときに、ピリッとした痛みを感じました。

出血などはなく本当に一瞬「痛い」と感じるくらいの痛みです。
痛くてしばらく動かないでほしいと思いました。

出血もなく一時的なものだったので、彼氏に「ちょっと痛いからしばらく動かないで」と伝えました。

彼も待ってくれたので、10分ほどで痛みは回復し、性行為後も痛みが続くことはありませんでした。

世の女性陣へ伝えたいことは?

少しでも「痛い」「嫌」と思ったことは、正直に伝えた方がよいと思います。

もしそれを伝えたことで、パートナーが不機嫌になるのなら、付き合い方を考えたほうがよいと思うからです。

将来のあなたの体を第一に考えてください。

(25歳/会社員)

※国連教育科学⽂化機関(ユネスコ)などによる国際的な性教育のガイドライン「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」によると、9歳〜12歳で習うべき項目として『望まない性的な扱われ方とは何かについて、また成長期におけるプライバシーの必要性について理解することが重要』と定義されています。

国連教育科学⽂化機関(ユネスコ)

具体的には
「望まない性的な扱われ方を定義する(知識)」
「男女問わず、望まない性的な扱われ方はプライバシーと自分のからだを自分で決める権利の侵害であると認識する(態度)」
「プライバシーを守り、望まない性的な扱われ方に対抗するために、自己主張のあるコミュニケーションをとる(スキル)」といった項目です。

性教育にはこうした性的同意にかかわるコミュニケーションも含まれ、9歳〜12歳で学ぶよう定義されています。
自分のからだを守る権利は自分にあり、相手の人権を傷つけてはいけないことを、社会全体で認識していくことが大切なのかもしれません。

違和感を覚えたときは専門家へ

前戯をあまり行わなかったことが原因で、性交痛を感じたというCさん。

彼氏に痛いことを伝え、少し待ってもらうと回復したようですね。

性交痛の原因はひとりひとり異なりますが、痛みを我慢して性交を続けることで傷口から感染したり、膣の潤い不足によって痛みが増してしまうなんてことも……。

少しでも違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。

今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。


※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

三橋裕一

三橋裕一

ひなたクリニック院長

1964年生まれ。医師になり28年目。

福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。

趣味はお酒とバイクジムカーナ。

利き酒師やフードマイスターの資格も保有。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。