先輩「恥ずかしくないの?」生理休暇を利用したところ…先輩の言葉にショック

先輩「恥ずかしくないの?」生理休暇を利用したところ…先輩の言葉にショック

生理による体調不良で、生理休暇を利用する方もいるでしょう。

そんなときに、配慮のない言葉を言われたら皆さんはどうしますか?

今回は実際にあった「生理に関して驚いたエピソード」をご紹介します。

Tさんの場合……

20代前半、社会に出てまだ間もない頃のことです。

生理のときの勤務中に、顔面蒼白になるなどしていたところ、「生理休暇」という制度があるので利用するようにすすめられました。

1番つらい日に1日休ませてもらえるだけで、ありがたかったのですが、女性の先輩から「毎月自分の生理周期を公表してるみたいで恥ずかしくないの?」と、言われショックでした。

そのときの心情は?

私は、子どもの頃から生理のときに体調が悪くなりやすく、貧血や生理痛のため、道端や電車内で意識を失い救急車で運ばれたこともありました。

他人に生理周期を知られることに比べても、1日生理休暇を使えることの方が重要だったので、ありがたく制度を利用していました。

どんな世の中になって欲しいですか?

生理だから休み、がもっとメジャーになればいいのにと思います。

(41歳/主婦)

※生理休暇は、労働基準法第68条で規定されています。
生理休暇(第 68 条)
生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求した場合には、その者を生理日に就業させることはできません。(引用:厚生労働省)

▶︎引用元:厚生労働省

同棲中の彼からのひと言

自身の体験談を描く漫画家みわ柴(@miwashibachan)さんの「生理で別れた話」でも、生理にまつわる驚きのひと言が描かれています。
主人公のみわ柴さんは、知り合いから月経前症候群(PMS)のことを聞き、産婦人科を受診。
同棲中の彼のもとへ帰宅すると……?

日常生活に支障が出る生理前の症状は、「月経前症候群」という不調で、保険診療で薬を処方してもらえます。
それを相談しに産婦人科へ行っただけなのに、「ついに浮気でもした?」と彼から疑われて弁明する羽目に。
この後、さらに生理をめぐって主人公と彼は大きくすれ違ってしまいます。

こんな時どうする?

生理についてもっと全ての人が理解を深められる機会があれば、Tさんや漫画の主人公が言われたような言動はなかったかもしれません。
もしあなたが「自分の症状に心ない言葉」を言われたら、どう対処しますか……?

※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。

漫画の監修:新見正則医院院長、新見正則

1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(DoctorofPhilosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
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(MOREDOOR編集部)