さまざまな人と肩を並べる通勤電車。
その一人ひとりが抱える物語には、目に見えない戦いや、心温まるエピソードが含まれていることも。
今回は、お腹がまだ大きくない妊娠初期の女性が直面する「見えない挑戦」と、周囲の人々が示す「思いやり」にスポットを当てた体験談をご紹介します。
この記事を通して、私たち自身の日々の行動を改めて考えるきっかけになればと幸いです。
32歳Aさん、まだお腹が目立たない時期で……
私が妊娠中電車に乗っていた時、席が空いておらず満員電車に近い状態だったため立っていました。
つわりがとても辛かったのですがあまりお腹も出ておらずマタニティマークに気がつく人は少なかったと思います。
次の駅が多くの人が降りる駅だったので、「ひと駅は立って空いたら座ろう」と考えていましたが、次の駅でも座ることができず気持ち悪くなってしまいました。
声をかけてくれたのは?
すると、反対側にいたおじさんに後ろから服を引っ張られて「ここここ!!!」と声をかけられました。
おじさんは、自分の前の空いた席を取っておいてくれたんです。
マタニティマークをみてずっと「前の席が空いたら譲ろうと考えてくれていたのかな」と思うと感謝の気持ちでいっぱいでした。
急に服を引っ張られたのでビックリしましたが、とても優しいおじさんにほっこりしました。
自分自身も……
私も寝ていたり携帯をいじっていると、あまりお腹が出ていないとマタニティマークに気が付かないこともあると思います。
自分自身つわりなど辛い日々だったので、マタニティマークに気が付ける、すぐに席を変われる人になりたいです。
(32歳/会社員)
見た目ではわからない妊娠初期のツラさ
反対側から席をとっておいてくれた優しいおじさんに感動したAさん。
お腹が大きくなくても、妊娠初期のつわりで大変な人がいることを認識し、少しでも多くの思いやりが生まれますように……。
皆さんはこのエピソード、どう感じましたか?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)