生理予定日でもないのに、突然出血があると驚いてしまいますよね。
ときには、婦人科系の疾患が隠れていることもあります。
今回は、不正出血とその原因を探る勇気を持った一人の女性の経験を、彼女の言葉を借りてお伝えします。
監修:森女性クリニック院長、森久仁子
産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。
産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。
規則性のない不正出血が……
18歳の頃、生理予定日ではないにも関わらず、少量の出血がありました。
当時は生理不順だったので「予想外に生理が始まったのかな?」程度にしか考えていませんでした。
しかし、1週間以上出血が続いたので、母に相談し、病院で受診。
結果は、ホルモンバランスが整っていないことが原因の不正出血だろうとのことでした。
そのときの心情は?
原因がわかるまで、とても不安で怖かったです。
この体験で思うことは?
男性、女性それぞれのホルモンバランスとその影響についてお互いに知ること、年齢に合った内容で、体の仕組みや妊娠の仕組み、避妊や自己防衛について学べることを期待します。
(33歳/主婦)
不正出血の原因は……
不正出血は、生理以外の女性器からの出血のこと。
その原因は、女性ホルモンの乱れのほかに、性病などの炎症や、卵巣腫瘍や子宮頸がんなどの婦人科系疾患、妊娠時の着床などが原因として考えられます。
不正出血は、適切な医療機関で相談をすることが、何よりも重要です。
他にもなにか気になる症状があったら、早めに婦人科へ相談してみてくださいね。
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
※監修:森女性クリニック院長、森久仁子
(MOREDOOR編集部)