体に異常を感じても、婦人科へ行くのは勇気がいるもの。
ついつい後まわしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
Sさんの場合……
30代前半の頃、深夜に突然お腹が痛くなりました。
一晩中寝れず、トイレに行っても便が出るわけではなく、脂汗が吹き出すほど辛かったので、病院で診てもらうことに。
下腹部だったので盲腸かと思ったのですが、エコーで見ると子宮に影が見えるとのことで卵巣腫瘍を疑われ、大きな病院を紹介されそちらに向かいました。
内診の結果、卵巣から出血して血が溜まっていることがわかったのです。
どんな治療を受けましたか?
安静にしておけば、2~3週間で体内に血が吸収され、よくなることも多いそうですが、最悪の場合は手術が必要になるとのことでした。
入院をすすめられましたが、子どももいたため、自宅療養と定期的な通院で様子を見ることにしました。
3週間くらいで、溜まっていた血はなくなりました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
排卵時期に子どもが背中にジャンプしたことで卵巣出血を起こしたようです。
いつ起きるかわからないので、痛くなったらすぐに病院へ行って診てもらいましょう。
このエピソードに読者は
『何がきっかけで起こるか分からない症状なのだと初めて知り、突然現れた症状も実はきっかけがあったという気づきに、日ごろからの注意と痛みがあった場合にそのままにしないことの重要性を感じました。大きな症状となって現れる前に日々の変化に敏感であるべきだと感じました。』
『激しい痛みを伴うものだと思って想像するだけで怖くなりました。エコー診断は健康でも定期的に受けた方がいいのだとも感じています。』
『まさか出血するなんて怖すぎますね。大事にならず良かったです。』
と実にさまざまな声が寄せられました。
違和感があるときは早めに婦人科へ
激しい腹痛で受診したところ、卵巣から出血していたことが原因だったと判明しました。
体に少しでも違和感を覚えたら、それを見逃さないことが早期発見につながるかもしれません。
皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)