婦人科疾患に気づいたエピソード<ランキング>

婦人科疾患に気づいたエピソード<ランキング>

みなさんは、いつもと違う体調の変化から「もしかして……」と病気を疑った経験はありますか?

なかには、日常に支障をきたさなければ些細な身体の変化を気にしない方も多いようで……。

自覚症状がなかったり、一見、婦人科疾患とは思いもしない症状だったりと、診断結果に驚く声が多くありました。

そこで、今回は実際に募集した婦人科疾患の体験談をランキング形式でご紹介します!

第5位「Aさんの判明した原因は……」

とにかく陰部がとても痒くなり、ポロポロとしたおりものが下着に付くようになり受診すると、「膣カンジダ症」の診断を受けました。

日中もすごく痒くなるのですが、人前で触れるところでもないので、痒みに耐えるのがつらかったです。

どんな治療を受けましたか?

膣洗浄を行い、その後膣錠を中に入れます。

その後はエンペシドクリームという塗り薬を処方され、1日2回程痒いところに塗っていました。

膣錠が溶け出しておりもののように出てくるときだけはとても痒かったのですが、その後すぐに改善し、1週間で治りました。

世の女性陣へ伝えたいことは?

とにかくすぐに病院で受診することが大事だと思います。

カンジダ症は市販薬が買えますが、初めての方はちゃんと病院で病名をはっきりさせてから買った方がいいです。

放置しているとどんどん痒くなるし、自然治癒はしないようです。

カンジダ症は再発しやすく、女性は生理があり蒸れやすいので、何度もかかることがあるようです。

一度診察して診断を受ければ、その後は再発しても処方してもらった塗り薬や市販の塗り薬で対応できます。

悩んでる方は早めに受診をしてください。

注意事項

カンジダ膣炎は、性行為によってうつる疾患ではありません。
カンジダ菌は女性の膣の中に常にいる常在菌で、ストレスなどの免疫低下に伴い増殖することで発症し、75%の女性が生涯で少なくとも1回は罹患するといわれています。
誘因としては、抗菌薬内服後が最も多く、その他に妊娠、糖尿病、消耗性疾患罹患、化学療法、免疫抑制剤投与、放射線療法、通気性の悪い下着の着用、不適切な自己洗浄などがありますが、原因不明なこともあります。(産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編」CQ107より引用)

▶︎産婦人科診療ガイドライン

監修医:新見正則医院院長、新見正則

1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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