妊娠初期に”血糖値”が高い…→判明した“疾患”に「治療方法も限定されるの?!」「とても大変そう」

妊娠初期に”血糖値”が高い…→判明した“疾患”に「治療方法も限定されるの?!」「とても大変そう」

妊娠をすると女性は体にさまざまな変化が起こります。

中には、血糖値が高くなってしまう方もいるようです。

そこで今回のMOREDOORでは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。

ひなたクリニック

Jさんの場合……

妊娠糖尿病に罹ったことがあります。

職場の健康診断で心臓が引っかかったのですが、診断結果が出たとき妊娠の疑いがあったので、まず産婦人科を受診しました。

そして妊娠がわかったので、それに配慮して心臓の検査をしてもらいました。

結局、心臓に問題はなかったのですが、血糖値が高いと産婦人科医に言われて、妊娠初期にはしない血糖値の検査をして、妊娠糖尿病(しかも1型の糖尿病)に罹っていることがわかりました。

糖尿病外来に通いつつ、産婦人科にも通うのが大変でした。

どんな治療を受けましたか?

空腹時血糖値は正常だったので、食事療法と血糖値測定だけ受けました。

ただ、妊娠後期は血糖値が下がりにくくなってたので、インスリンをすすめられました。

インスリンを打つと通っている産婦人科で出産できなかったので、何とか食事療法で乗り切りました。

世の女性陣へ伝えたいことは?

今まで甘いもの大好き、間食大好きだった私ですが、食事療法のおかげで太りにくい体になりました。

低糖質のお菓子も増えてきていますし、糖尿病と付き合いやすい世の中になってきています。

今は辛いかもしれませんが、お互い頑張りましょう!

このエピソードに読者は

『妊娠の時の食事制限は大変そうです。考えただけでも相当頑張ったんだなと思います。』

『妊娠中の体調不良は薬や治療の制限もあり、とても大変なものになります。妊娠を望んでいるのであれば、普段からの食生活や生活リズムをしっかりと整えて、健康でいることが大切だと思いました。』

『妊娠糖尿病という病気を初めて知りました。原因は普通の糖尿病と同じようなものなのか気になります。インスリンを打てないということで治療方法も限定されてしまうのですね。』

など、さまざまなコメントが寄せられました。

違和感を覚えたときは……

血糖値が高いのは、妊娠糖尿病が原因だったようです。

その後、食事療法と血糖値測定で乗り切ったというJさん。

皆さんも、定期的な健康診断を習慣づけ、体に違和感を覚えたときはすぐに病院で医師に相談してみてくださいね。


※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

三橋裕一

三橋裕一

ひなたクリニック院長

1964年生まれ。医師になり28年目。

福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。

趣味はお酒とバイクジムカーナ。

利き酒師やフードマイスターの資格も保有。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。