ひどい生理痛に悩まされた経験がある方も多いのでは?
生理痛の悩みは話しづらく、痛みの度合いが普通なのかそうでないのか悩むこともあるでしょう。
そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Fさんの場合……
学生時代から生理痛がひどいFさん。
ただ、「みんなもきっと同じだから大丈夫」だと思い、とくに病院には行かなかったそうです。
しかし、社会人になってさらに痛みが増し、友人との会話をきっかけに生理痛がひどいのは異常だと気付くことに。
その後、病院へ行き、月経困難症と診断されたのです。
どんな治療を受けましたか?
生理前や生理中の症状を伝え、月経困難症と診断されたFさん。
それから、漢方薬で症状を一時的に緩和する方法やピルを飲む方法が提案され、現在はピルを処方されているそうです。
定期的に採血と内診も行っています。
世の女性陣へ伝えたいことは?
生理痛は個人差があり、我慢せずに一度婦人科で診てもらうことを強く推奨します。
みんなも同じように痛みを我慢しているという先入観を持たずに、早めに診てもらえば楽だったのにと、今も後悔しています。
このエピソードに読者は
『自分の生理の症状が人と比べて普通なのか分からない……というの、すごく分かります。普段周りの人とそういう話はしづらいし、自分も大人になるまで自分以外の人の話に触れる機会がありませんでした。月経困難症など様々なケースがあることなどもっとオープンに知識が広まるといいなと思いました。』
『生理痛が重いのが毎回になると、それが当たり前のものとして認識してしまいます。デリケートなこともあり、話題にすることもあまりないと感じます。デリケートな話題だからこそ共有できる関係性の重要性を感じました。』
『生理=つらいものと思わず、積極的に一度病院で見てもらうのが良いと思いました。』
など、さまざまなコメントが多く寄せられました。
違和感があるときは早めに婦人科へ
Fさんのひどい生理痛は、月経困難症が原因だったようです。
生理痛がひどい、月経量が多いなど気になる症状がある場合には、早めに病院へ行くことで体の負担が軽くなるかもしれません。
皆さんも、違和感を覚えたときは早めに受診してみてくださいね。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)