仕事などが忙しく、自分のケアになかなか時間を使えないという方も多いのでは?
忙しい毎日を送るなかでも、時には自分と向き合いメンタルケアをすることも大切かもしれません。
そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
症状には個人差がありますので、あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。
もし、同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。
Mさんの場合……
Mさんは仕事が忙しく、責任も増えた社会人の頃、自分の仕事は後回しにして後輩の業務を手伝うという毎日を送っていました。
しかし、眠れない、食欲がない、涙が止まらないといった症状が出てきたので、心療内科を受診。
そこで、うつ病との診断を受けたのです。
どんな治療を受けましたか?
心療内科の先生からは休職するようにアドバイスを受け、Mさんは2ヶ月間休職。
2週間に1回通院し、服薬治療を行ったと言います。
その間、自分のことだけを考え、自分がやりたいことをする生活を送ったそうです。
世の女性陣へ伝えたいことは?
Mさんは復職後、退職し、現在は新たな職場で充実した毎日を送っているそうです。
その経験から、さまざまな選択肢があることを常に頭に入れていてほしいとコメントしています。
このエピソードに読者は
『自分では大丈夫だと思っていても、心は疲れてしまっていることってありますよね。ゆっくり休んでほしいです。』
『涙が止まらなくなったことを自分の立場に置き換えたときにすごく怖くなりました。辛い自分に気づけないとどんどん取り返しの付かないことになりかねないので、社会人の自分としても、こういう状況になりかねないということを頭に入れとこうと思いました。』
『うつ病の症状は自分でわかりやすそうに感じるものの、実はなかなか気づけないのだと思いました。自分の体の不調に思われる小さなものでも、実は心の不調が原因なものもあるのかと思いました。』
など、さまざまなコメントが多く寄せられました。
違和感があるときは早めに専門家へ
Mさんの身体に不調があらわれ始めたのは、うつ病が原因だったようです。
「いつもと違う」「眠れない」など体に違和感があれば、早めに専門家に相談することが大切です。
皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門家へ受診してみてくださいね。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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