生理痛の度合いは月によって違うという方もいらっしゃいます。
なかには、その“変化”は婦人科疾患が原因だった方もいるようで……。
そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
Kさんの場合……
当時46歳の時に生理痛がいつもよりひどく、下腹部の違和感もありました。
元々体型は痩せ型。
しかし、下腹部のあたりが、少し膨らんでいるような気がしました。
婦人科を受診するのは抵抗はありましたが、ネットでいろいろ調べて不安だったので受診することに。
子宮筋腫でした。
どんな治療を受けましたか?
まだ3センチと小さいので治療はしていませんが、経過観察で半年に1度、検査を受けに婦人科に通っています。
母親が子宮頸がんだった事もあり、他の婦人科疾患も調べてもらったら安心できるので、通院を続けています。
世の女性陣へ伝えたいことは?
40代後半になると生理も不順になったり、ホルモンバランスの崩れから体調不良になったりします。
しかし、「いつもと違う」と自分で気づく事ができたら、すぐに受診するのをおすすめします。
このエピソードに読者は
『早いうちに気が付けてよかったです。今後も油断せずに定期的に診察を受け、様子を見た方が良さそうですね。』
『年齢にかかわらず女性疾患へのアンテナを高くしておかなければいけないのだと思います。』
『自分も生理の症状の重さが毎月のように違うので、この方のように違和感に気づけるのはすごいと思いました。下腹部の膨らみなども自分なら見逃してしまいそうです。常に自分自身の体の変化をチェックしておくことの大切さを感じます。』
など、さまざまなコメントが多く寄せられました。
違和感があるときは早めに婦人科へ
Kさんの場合は、ひどい生理痛に加え、下腹部に違和感を覚えて婦人科を受診した結果、子宮筋腫であることが判明しました。
気になることや不安なことがあれば早めに受診することで、早期発見だけでなく不安を和らげることにもつながります。
皆さんも「生理痛が重くなってきた」「下腹部が張る」など違和感を覚えたときは、早めに婦人科を受診してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。
※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)