「疲れやすい」「慢性的に貧血がある」など体調に不安を抱えている方もいるのでは?
サプリメントなどを活用している方もいらっしゃるかもしれませんが、意外なところに原因があるかもしれません。
そこで今回は、「病気を受診したエピソード」をご紹介します。
Hさんの場合……
常に貧血に悩まされていたHさん。
鉄分補給のサプリメントを飲んだり、鉄分が豊富な食材を摂ったりするように心がけていました。
それでも貧血は改善せず、会社の健康診断で受診要に。
そして病院で検査を受けた結果、貧血の原因がピロリ菌であることがわかったのです。
どんな治療を受けましたか?
朝と夜に薬を服用。
この薬は体の中に潜んでいるピロリ菌を殺す働きがあります。
そして治療が効果を発揮しているかを確認するために、呼気検査を行いました。
治療期間はおおよそ1ヶ月。
医者からは、ほとんどの人がこの薬でピロリ菌を排除できると教えてもらいました。
伝えたいことは?
貧血は鉄サプリなどで補うのではなく、一度病院を受診してみることをおすすめします。
意外な原因が判明するかもしれません。
このエピソードに読者は
『ピロリ菌はよく聞きますが貧血と関係があるなんて驚きました。』
『常に貧血症状に悩まされていたということで、貧血の状態が当たり前になっているとそれだけ病院受診が遅れると感じました。また、病院受診の結果でピロリ菌が貧血の原因になっていたという、全く想像できない結果に病院受診への必要性を強く感じました。』
『ピロリ菌が貧血の原因にもなるなんて初めて聞きました。結びつかないですよね。』
と実にさまざまな声が寄せられました。
違和感があるときは早めに病院へ
Hさんは貧血に悩まされ病院を受診すると、ピロリ菌が原因だったことが判明しました。
少しの身体の変化を見逃さず敏感に察知することで、疾患の早期発見と早期治療につながります。
病状が思わぬ疾患から来ている場合もあるため、適切な治療を受けるためにも早めの受診が大切です。
皆さんも、違和感を覚えたときは早めに病院で受診してみてくださいね。
今回は「病気を受診したエピソード」をお届けしました。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)