子どもたちの集いの場である公園にはたくさんの優しさが溢れています。
今回は、子どもたちのほっこりする言動に、大人が学びと刺激を受けたエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
39歳主婦、Cさんの場合
子どもがまだ1歳の頃、二人で公園で遊んでいると、もう1組親子がやってきました。
その子どもさんは5歳位の女の子で、うちの子に話しかけてオモチャを貸してくれました。
うちの子はまだ人見知りしてしまうので、一緒には遊べないかと思ったのですが、少し距離を保ちながら同じ砂場で遊ぶことができました。
一人っ子で、他の子どもと遊ぶ機会がないことが気がかりだったので、声をかけてくれてとても嬉しかったですし、一緒に遊べて楽しかったです。
また、少しずつ子どもが成長していることも感じられて、安心しました。
(39歳/主婦)
37歳自営業、Dさんの場合
上の子が3歳、下の子が1歳の頃でした。
近所の公園に、2人を連れて出かけた時のことです。
歩き始めたばかりの下の子に注意していて、上の子が道路に向かって走り始めてしまいました。
下の子を抱っこして追いかけようとすると、同じ公園内で遊んでいた小学生のお兄ちゃんたちが数人で「危ないよー!」と言いながら追いかけてくれました。
上の子は道路に飛び出さずにすみ、小学生のお兄ちゃんたちも安心した顔をしていました。
私が「ありがとう」と伝えると、何も言わずに笑ってくれていました。
今は二人ともあの頃のお兄ちゃんたちと同じ小学生になり、3歳になるいとこと一緒に公園に出かけることもあります。
仲良く遊んでいる様子を見ると、当時のことを思い出します。
見知らぬ人への思いやりは、言葉でのやりとりが恥ずかしければ、行動で示すだけでもよいですし、それぞれのやり方で思いやりの気持ちが広がればよいなと思います。
(37歳/自営業)
集いの場である公園
大人たちには目が届きにくいところまで、子どもたちはしっかり見ていることもあります。
公園が子どもたちにとって優しさを育む場であり続けますように。
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)