多くのカップルが直面する、デリケートな問題であるレス。
とくに、この状況になってしまったときの心のもやもやや不安は、言葉にしにくく周りにも相談しづらい一面も。
そこで今回のMOREDOORでは、レスになった方々へ当時の状況や今振り返って思うことを聞いてみました。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
夫婦仲はよいけれど……
24歳、Tさんの場合
1年近くレスでした。
付き合っている頃から同棲をしており、朝から夜遅くまでお互い仕事も忙しい状況でした。
彼から誘ってきてくれるのが多く、私から誘うことはほとんどない関係で……。
ふとした時に「していないな」と思うことがあり、最後にしたのはいつか分からなかったです。
そして、考えるうちに、自分を女としてみてもらえていないのかと不安になりました。
誰かに相談はしましたか?
彼には、どう話していいかもわからず、相談はしませんでした。
また、友達に相談することもできなかったため、1人で悩んでいました。
その後はどうしましたか?
このままではと思い、なるべく2人で過ごせる時間をつくれるように努力しました。
それまでは仕事のことでいっぱいで、そういった時間がなかったからです。
すると2人で映画やテレビを観て、のんびりするときが増えました。
また、いつもは彼から誘ってくれることしかなかったのですが、私からも誘うように。
その一歩が大きかったのか、彼から「仕事で忙しいのを隣でみていたから」と本音をきけました。
仕事のことでいっぱいにならず、2人のゆっくりする時間を大切にすることに気づきました。
(24歳/専業主婦)
歩み寄ることで……
レスを経験したことで、相手とのコミュニケーションの重要性や、お互いの感情を理解することの大切さを認識するきっかけになるのではないでしょうか。
「自分の言動の背景を伝えること」
「相手の言動の背景を理解しようとすること」
この意識を持つことが、関係の改善に繋がる第一歩となるかもしれません。
◎【近くて遠い、ふたり。】全話
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イラスト:華丘侑果
(MOREDOOR編集部)