育児中は自分の力だけではどうにもならないことが多いですよね……。
そんな中、ちょっとした声かけや気遣いが事態を収めるもあるようです。
今回は、育児中に周囲の人々に救われたエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
Eさんの場合
子どもが3歳の頃、公園で転んでしまいおでこを縫うけがをしました。
けがをした1週間後、抜糸のために病院に連れて行ったのですが、大泣きしてしまいました。
なだめて受付を済ませ、待合室前まで行きましたがいっこうに泣き止まず……。
けがだったので小児科扱いではなく、外科扱いということもあり、周囲は患者さんも付き添いの人も大人ばかり。
迷惑そうにため息をつく人や、明らかに私たちを見て不機嫌そうに眉間にしわを寄せている人もいて、申し訳なさでいっぱいでした。
すると、私たち母子の後ろに座っていた年配の男性が子どもに顔を寄せてきて、「絶対怒られるだろうな」と思いました。
「うるさいぞ!」とか言われると思い恐怖心が強かったのです。
男性はどのように声をかけてきましたか?
男性の方は「折り紙好きか?」と聞き、ご自分のカバンから折り紙を出し、子どもの目の前で折り紙をはじめました。
パンダを折ってくださり、子どもにプレゼントしてくれました。
ツルしか折れない私にはできないくらいに、難易度の高い作品を作ってくださいました。
息子は折っている様子に集中し始め、いつの間にか泣き止んでいました。
私もあれから難しい折り紙はできませんが、シールなどをかばんにしのばせて電車でぐずった子に見せたりあげたりしています。
(38歳/専業主婦)
周りの優しさで……
外出中に子どもぐずってしまうと「周囲に迷惑をかけてしまう」と親もパニックになってしまうことも……。
そんなとき、誰かが優しさを見せてくれるだけで、心が軽くなりますよね。
Eさんが体験したような気遣いや優しさであふれた世界になるとよいですね。
皆さんはこのエピソードを読んで、どのように感じましたか?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)