子どもたちからの思わぬ優しさに、ハッとさせられることもあるのではないでしょうか。
今回は、子どもたちのほっこりする言動に、大人が学びと刺激を受けたエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
41歳、Kさんの場合
10年以上前の話になります。
当時、私は派遣の仕事をしていました。
仕事内容は、スーパーに派遣されて、指定された商品の販売を促すことです。
ある時、ビールを販売することになり、あるスーパーに派遣されたのですが、そこで一人、大きな声を出しながら「いらっしゃいませー、ビールはいかがですかー?」と販売をしていました。
しかし、誰一人、商品を買うどころか、立ち止まる人もおらず、泣きそうな顔で仕事をしていました。
その時に、ママに連れられた幼稚園生くらいの男の子が私の前を通り、「ママー、お姉さんの買ってあげて!」と言ってくれました。
誰にも気にかけられず心が折れそうになっていた時に、小さな子どもの気づかいで、すごく心が救われました。
私も、子どものように純粋に、困ってる人がいたら助けてあげたいと思いました。
(41歳/ライター)
29歳、Hさんの場合
私が子育てしながら働く難しさに悩んでいた時のことです。
子どもがまだ1歳で小さいため、保育園が休みの日や、体調を崩した日には休まないといけませんでした。
職場的には大丈夫でも、そのことをよく思わない人から悪く言われていたのが辛く、職場に行くのも嫌になってしまった日がありました。
そんな時、6歳の長男が、「ママ?ママにお手紙書いたよ。」とお手紙を渡してくれました。
内容は、家族の似顔絵と「ママいつもがんばってくれてありがとう。だいすきだよ」でした。
私はその家族が笑って楽しそうにしている似顔絵を見て、子ども達のため、家族が楽しく暮らせるために私は頑張っていることを思い出し、気持ちを切り替えて頑張ることができました。
世代や家庭環境によっての働き方に関する悩みはあると思うので、みんなが助け合える職場が増えてくれたら良いなと思います。
(29歳/パート)
子どもの優しさ
大人にだって辛い時はあるもの。
子どもの言動に心救われた……というケースも多くあるようです。
大人の想像以上に、子どもは大人のさまざまな感情を理解しているのかもしれませんね。
皆さんも、子どもの言動に驚いた経験はありませんか?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)