多くのカップルが直面する、デリケートな問題であるレス。
とくに、この状況になってしまったときの心のモヤモヤや不安は、言葉にしにくく周りにも相談しづらい一面も。
そこで今回のMOREDOORでは、レスになった方々へ当時の状況や今振り返って思うことを聞いてみました。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
夫婦仲はよいけれど……
Bさんの場合
結婚後すぐに、夫の仕事が激務になりました。
海外への出張が多くなり、1年の3分の1以上は国内外の出張を繰り返していました。
そのような生活が10年以上続き、妊娠のタイミングなど合わせられずに、子どももできませんでした。
レスは、結婚してから現在も続いているので20年近くです。
お互いに仕事が忙しく、なかなか話し合う機会がないので、解決はしていません。
しかし、今ではお互いに歳をとったこともあり、自然と一緒にいるのが心地よく感じています。
(46歳/主婦)
Gさんの場合
20代後半で結婚し、1人目の子どもがすぐにできました。
その後、2人目が生まれた後からお互いに育児や仕事の疲れが増え、レスに突入。
関係は良好で、互いに趣味を満喫しながら生活しているので不自由はありませんが、2年ほどレスが続いています。
お互いにレスである状況や距離感がベターと思っているので、とくに不満はありません。
コミュニケーションの取り方は千差万別だと思っています。
(33歳/福祉施設管理者)
夫婦の形は人それぞれ
レスを経験したことで、お互いを理解することの大切さを認識するきっかけになるのではないでしょうか。
「自分の言動の背景を伝えること」
「相手の言動の背景を理解しようとすること」
この意識を持つことが、新たな関係への第一歩となるかもしれませんね。
◎【近くて遠い、ふたり。】全話
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イラスト:華丘侑果
(MOREDOOR編集部)