多くのカップルが直面する、デリケートな問題であるレス。
とくに、この状況になってしまったときの心のモヤモヤや不安は、言葉にしにくく周りにも相談しづらい一面も。
そこで今回のMOREDOORでは、レスになった方々へ当時の状況や今振り返って思うことを聞いてみました。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
夫婦仲はよいけれど……
Aさんの場合
旦那は仕事で朝が早く、私は夜から仕事に出る生活だったので、自然と生活リズムが逆になり、共有する時間を取ることが難しくなっていきました。
普段の仲はよく、会話もよくしていて喧嘩もとくにありません。
しかし、なんとなくお互い遠慮気味になっていき、夜の生活にあまり触れないようになり……。
2年ほどレスになりました。
その後相談はしましたか?
いつかちゃんと話して解決しなければと思いながらも、普段の生活では切り出せなかったので、お酒の力を借りて切り出すことにしました。
お互いの仕事やこれからの生活を相談している途中に話しました。
すると、旦那も同じことを思っていたようで……。
お互いに思っていることを素直に吐き出しました。
生活環境が変わったわけではないので回数は多くないですが、相談したことでレスは解消されました。
心のモヤモヤも取れ、スッキリした気持ちになれたので、安心した生活が送れています。
悩んでいた当時の自分にアドバイスするなら?
「一度向き合ってしまえば、今まで悩んでいたのに案外すぐ解決できることだよ」と教えてあげたいです。
モヤモヤした気持ちをそのまま溜め込むのではなく、自分の気持ちを素直に相手に伝えないと、自分の心もわかってもらえないし相手が考えていることもわからないと思います。
(34歳/パート)
1人で抱え込まず……
レスを経験したことで、お互いの感情を話し合い、理解することの大切さを認識するきっかけになるのではないでしょうか。
「自分の言動の背景を伝えること」
「相手の言動の背景を理解しようとすること」
この意識を持つことが、新たな関係への第一歩となるかもしれませんね。
◎【近くて遠い、ふたり。】全話
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イラスト:華丘侑果
(MOREDOOR編集部)