『レスの原因や背景はさまざまなところに……』
パートナーとの同棲や結婚を機に、体の繋がりに変化がある人もいるのではないでしょうか。
レゾンデートル株式会社が行った夫婦の性に関する調査結果によると、68.2%が配偶者とレス傾向にあると判明しました。
(参考:レゾンデートル株式会社)
そこで今回のMOREDOORでは、交際9年目、結婚2年目になるHさんにインタビューを実施。
Hさんがレスになったきっかけと、夫婦関係の専門家カップルセラピストからの意見をご紹介します。
ーーHさんがパートナーとレスになったきっかけは?
私が就職したとともに仕事が忙しくなったことや夜勤ありの仕事であったため、不規則な生活となりリズムが合わなかったこと。
また、付き合ってから3年間は遠距離恋愛であったため会える日が特別だったが、半同棲状態となったことで一緒にいることが日常化してしまい、行為に踏み切るきっかけやタイミングが掴めなかったこと。
ーーレスで悩んでいることは?
お互いしたい気持ちはあったが、ハグやキスでも幸せな気持ちになるため、それ以上に進めないことが多かったです。
また、私を一方的に気持ちよくしてくれることはあったが、身体を重ねるところまでいかないこともあり、それに対して不安はありました。
ーー解決に向け行動したことは?またその後のパートナーの反応は?
繰り返し誘ったり、下着を購入した。
喜んでくれたけれど結果には繋がらなかった。
パートナーの心の問題や、環境も原因かもしれないと思い始めた。
ーーレスに悩んでいた当時の自分へ、声をかけるとしたら?
「悲しかったね、待つことしかできないけれどいずれ解消するからね。
そして可愛い娘も授かるからね、未来は明るいよ」と伝えたいです。
(28歳/看護師)
ーーカップルセラピストは2人の関係をどう見る?
パートナー間の関係改善を目的としたカウンセリングを行う、“カップルセラピスト”はおふたりの関係をどう見るのでしょうか?
日本人カップルをはじめ、英語を母国語とする異文化・国際カップルの課題解決もサポートするカップルセラピストの吉田さんに話を聞きました。
不安や見通しを共有していく……
仕事による生活リズムの変化などがきっかけでレスになってしまったというHさん。
パートナーへのさまざまなアプローチで、レス解決のために努力をしたのだとか。
吉田さんのアドバイスのように、話しづらさを乗り越え、2人の関係性における見通しを共有できると、お互いの不安が解消されるかもしれませんね。
みなさんは、この記事を読んでどのように感じましたか?
臨床心理士・公認心理師、COBEYAセラピスト。
2016年鳴門教育大学大学院修了。
スクールカウンセラー、心療内科、就労支援を経て、2021年よりカナダで依存症ケアを学ぶ傍ら、発達障害児の訪問支援に従事。2023年に帰国後COBEYAにカップルセラピストとして参画。日本人カップルをはじめ、英語を母国語とする異文化・国際カップルの課題解決をサポート。
(MOREDOOR編集部)