皆さんは、性別で物事を判断された経験はありますか?
今回、MOREDOORでは、「ジェンダーバイアスでモヤモヤしたエピソード」をご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。
Jさんの場合
私の2歳の息子は、お姉ちゃんの影響もあってか、ピンクやオレンジ、赤などの明るいカラーが好きです。
ある日、家族で夕食を取っている時に、何気なく「娘ちゃんもそろそろ小学校だね、ランドセルが楽しみだね」と言いました。
「ピンクのランドセルがいいなあ」とニコニコする娘。
それを聞いた息子が「僕もピンクがいいな!」 と。
しかし、夫が「息子は男の子なんだからピンクはやめな、男らしい色にしなさい」と言いました。
息子が「なんで?」と聞くと「大きくなったら恥ずかしくなるからさ」と伝えていました。
性別を理由に、自分の気持ちでピンクを選んだ息子を否定する夫に、私はモヤモヤしました。
娘からの素敵な一言
すると娘が「パパはピンク嫌いなの?」と質問。
「嫌いじゃないけど……」という夫に「好きな色がいっぱいあると楽しいよ!息子くんもピンクのランドセル可愛いよ!」と夫と息子にニコニコ言ってくれました。
純粋で性別などの差も何もなく、心からの言葉に私もスッキリした気持ちに。
性別や、外見などにとらわれず、好きなものを好きだと言える素直な子どもに成長してほしいという親心と、子どもたちに恥じない大人でいようと思いました。
(30歳/非常勤講師)
子どもの素直な声を
夫の性別で色を判断する考え方にモヤモヤしていたというJさん。
娘さんの素直な言葉が、親としての願いと、大人としてどうありたいかを改めて考えるきっかけになったようですね。
みなさんは、ジェンダーバイアスにモヤモヤした経験はありませんか?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)