子どもへの性教育は、親として立ち向かわなければならない大きな課題の一つですが、一体どのタイミングで、どんなふうに話を始めれば良いのでしょうか?
とくに生理のようなトピックを扱う際、子どもの反応や理解度をどう見極めるかは重要です。
今回は、生理教育について「先輩ママが経験した失敗談と、そこから学んだ教訓」をご紹介します。
いつ頃から生理のことをお子さんに伝えましたか?
5歳のころです。
「ママのお腹に赤ちゃんが育つお部屋があって、今は赤ちゃんこないなーとなったら、赤ちゃんを守る血のベッドがお股から出てくるんだよ」と説明しました。
娘には少し難しかったようで、もうちょっと易しく説明すればよかったかなと……。失敗しました。
当時の娘さんの反応は?
「ママのお股から血がでるの?私もそうなるの?怖い……」と不安そうに聞かれました。
娘は血がとても苦手なので、しまった!と思いました。娘の怖がりな性格を考えて、もう少し大きくなってから説明してもよかったかもしれません。
もしその場面をやり直せるとしたら?
「女の人が赤ちゃんを産むのに大切なことなんだよ」とやわらかめに伝えておいて、娘の成長を見ながら少しずつ説明していきたいです。
こどもへの生理をはじめとした性教育について思うこと
お子さんの性格や、血を怖がるかどうかで、その子にあった伝え方を考えてあげてほしいです。怯えさせずに「生理はとても大切なこと」というのを理解してもらえたらいいと思います。
(39歳/専業主婦)
普段のコミュニケーションから
「血をすごく怖がる子」もいれば「すんなり受け止める子」もいます。
生理教育は、自然な会話の中で子どもの性格、興味の度合いに合わせて情報を提供していくといいのかもしれません。
お子さん一人ひとりに合わせてあげることで、健やかな成長を支えていけますように。
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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(MOREDOOR編集部)