「ちょっと待っとれ」納屋へ向かった70代の祖父…⇒32歳の孫に手渡したものに「胸にじんとくる」

「ちょっと待っとれ」納屋へ向かった70代の祖父…⇒32歳の孫に手渡したものに「胸にじんとくる」

皆さんは、親戚の家や実家で「忘れていたはずの思い出」と再会し、胸が熱くなった経験はありますか?
自分にとっては遠い昔の記憶でも、誰かにとっては今も大切に守り続けたい宝物であることがあります。

今回MOREDOORでは、祖父母と孫の微笑ましいエピソードをご紹介します。

※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。

Eさんの場合

32歳の会社員の私。

祖父は農家を長年営んでいた人で、祖母は料理が得意な温かい人です。
現在は2人で仲よく暮らしており、私は年に数回実家に帰る際に祖父母の家にも立ち寄っています。

夏に久しぶりに北海道の実家へ帰省した際、70代後半になる祖父母の家に立ち寄りました。
縁側でお茶を飲みながら話していたとき、突然祖父が「ちょっと待っとれ」と言って立ち上がり、納屋の方に歩いていきました。

納屋から出てきたのは……

しばらくすると、照れくさそうな顔をしながら手に何かを持って戻ってきました。
祖父が持っていたのは、私が子どもの頃に一緒に作ったコマ。

「ずっと大事に取っておいたんだ」と言いながら渡してくれました。
その瞬間、祖母がとても嬉しそうな顔で私を見ていて、2人で私のことをずっと気にかけてくれていたのだと実感しました。

縁側で流れ昔のような時間に……

そのコマを受け取った後、祖父が「昔みたいに回してみろ」と言ったので、縁側でコマを回してみました。
うまく回せなくてもたついていると、祖父がコツを教えてくれながら笑い合い、昔に戻ったような温かい時間が流れました。

そのとき、祖母も縁側で一緒に眺めながら「2人ともかわらないね」と言ってくれたのがとても印象的で……。
こんなにも長い間、私との思い出を大切に取っておいてくれていたことに、胸にじんときて思わず涙が出そうになりました。

普段はなかなか気持ちを言葉にしない祖父が、あの照れくさそうな顔で宝物を渡してくれた瞬間はとても愛おしく、孫として本当に大切にされているのだと感じました。

この経験から、思い出の品を大切にとっておくという祖父の優しさに気づき、自分も大切な人との思い出をもっと丁寧に残しておきたいと思いました。
また、祖父母が元気なうちにもっとたくさんの時間を一緒に過ごすことの大切さを改めて実感しました。
(32歳/会社員)

誰かを想い、「残しておく」という優しさ

思い出が、時を超えて「今」も大切に守られていたこと。
「自分も大切な人との日々を丁寧に刻んでいきたい」というEさんのように、いつか振り返ったときのかけがえのない宝物になるのかもしれませんね。

皆さんも、祖父母の優しさにハッとさせられたことはありますか?


※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)