(2)「東雲」の意味
「東雲」とは、「東の空がわずかに明るくなる頃」を指します。
つまり、明け方の時刻を意味する言葉です。
古今和歌集にも用いられており、「東雲のほがらほがらと明けゆけば」という謳はよく知れ渡っています。
夜明けが訪れ、かすかに太陽の光がさす、風光明媚な景色がありありと浮かぶようですね。
また、「明け方に東の空にたなびく雲」を意味する場合もあります。
(『広辞苑』より)
(3)「東雲」を冠する植物
明け方を意味する「東雲」ですが、「東雲草(しののめぐさ)」という植物があります。
身近な植物の異称なのですが、おわかりでしょうか?
正解は「朝顔」です。
明け方に花を開かせることから「朝顔」という名前が付いているのですが、同じ意味で「東雲草」とも呼ばれています。
「東雲草」という名前だと、和の風情がより強く感じられますね。
(『広辞苑』より)
今回は「東雲」の読み方や意味について調べてみました。
苗字としても使われている言葉なので、覚えておくと「東雲さん」と対面したときもスムーズに名前を呼ぶことができるはず。
読み方が難解なだけに、さらりと読めたら鼻が高いですね!
(恋愛jp編集部)