(2)「踝」はどんな部位?
「踝」は、出っ張った骨の部分という認識はありますが、それ以外は謎なことが……。
「踝」がどんな部位なのか、少し説明していきましょう。
「踝」とは、足首の脛とつながる部分にある内外外側の突起。
足をよく観察すると、足首の部分に突起が2つあり、その2つが踝ということです。
全体的には踝ではあるものの、内と外で少し読み方が異なります。
内側は脛骨の末端で内果と呼び、外側は腓骨の末端で外果です。
ちなみに、「内果」は「うちくるぶし」、「外果」は「そとくるぶし」ともいいます。
複雑さをもつのは意外だったのではないでしょうか。
人間のカラダは単純にはできていないことがわかります。
(『広辞苑』より)
(3)「踝」以外の難読漢字
カラダの部位には、「踝」をはじめ難読漢字がゴロゴロあります。
「項」「蟀谷」「靨」「旋毛」「拇」「鳩尾」「耳朶」。
どれも一筋縄ではいかないものばかりです。
とくに、「蟀谷」「項」「拇」「鳩尾」はカラダの部位と関係なのでは?と思うものばかり。
しかし、これらすべてカラダのある部分をさしています。
「項」は「うなじ」
「蟀谷」は「こめかみ」
「靨」は「えくぼ」
「拇」は「おやゆび」
「鳩尾」は「みぞおち」
「耳朶」は「みみたぶ」と、それぞれ読みます。
(『広辞苑より』)
「踵」とよく間違われる「踝」。
間違えて読んでいた人も、これでもう間違えることはありません。
この機会に、ぜひカラダの漢字を調べてみるのもおもしろいでしょう。
(恋愛jp編集部)