(2)「稽える」の意味
「稽える」の意味は「考える」と同じ意味です。
大きくわけて、「かんがえる」には5つの意味があります。
「実情を調べただす。吟味する」
「糺明して罪する。勘当する」
「思考をめぐらす。あれこれと思量し、ことを明らかにする。思案する」
「易などによってことを判断する」
「学ぶ。学習する」
「かんがえる」という意味だけでも、これほどあるのです。
しかし、より詳しく見ると若干ではあるものの違いがあるようですよ。
(『広辞苑』より)
(3)「稽える」と「考える」「勘える」の違い
基本的に、漢字も“考える”ということは同じです。
しかし、漢字にも意味をもち、少しずつ意味が異なっています。
稽えるの「稽」は、「比べ考える。考え調べる」といった意味に。
そのため、「実情を調べただす。吟味する」「学ぶ。学習する」といった意味が適切です。
勘えるの「勘」は、「考える。つき合わせて調べる」「罪を問いただす」といった意味に。
そのため、「糺明して罪する。勘当する」といった意味が適切です。
最後に、考えるの「考」は、「調べる。こころみる」といった意味に。
そのため、「思考をめぐらす。あれこれと思量し、ことを明らかにする。思案する」といった意味が適切です。
使い分けるのであれば、このような感じで使い分けるといいでしょう。
(『広辞苑』より)
思わず「けいえる」と読んでしまいそうな「稽える」。
“かんがえる”だけでも多くの漢字があることにも驚いたでしょう。
周りの人が知っているのか、さっそく聞いてみるのもおもしろそうですね。
(恋愛jp編集部)