最近では、割と身近になりつつある「低用量ピル」。
欧米では女性トップアスリートの83%がピルを使用しているのだとか。
皆さんはピル(低用量経口避妊薬)についてどんなイメージがありますか?
今回の記事では、ピルに関する知識を深めていきましょう。
〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫
ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。
ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。
ピルは避妊目的だけじゃないのに…
高校生のとき、友人がひどい生理痛に悩まされていました。
彼女は生理自体も重く、生理が来ると立ち上がれないほどの激痛とだるさで、毎月大変そうでした。
産婦人科に行ってピルを処方されたこともあるそうなのですが、高校生が産婦人科にいると、待合室で注がれる好奇と侮蔑の視線が辛いと言っていました。
当時、ピルが生理痛の軽減やコントロールに使われることが「大人たち」に浸透しておらず、いわれのないうわさを立てられることもありました。
避妊以外にも、体調を整えるため、生活を充実させるための手段として、もっとピルが認知されればいいと思っています。
(35歳/主婦)