それよりも……
A院の対応に怒りを覚えつつも、とにかく入院できることになりほっとしたもしゃもぅさん。
そして医師からは「重症妊娠悪阻」という妊婦の2%がかかる病気だと告げられます。
ただのひどい“つわり”だと認識していたことで、一歩間違えれば大変なことになっていましたね。
しかし、病院も多くの産婦を抱えているため、安易に入院させることはできないというのも現状なのです……。
この漫画に読者からは
『かつて友人が悪阻で入院したことがあるため、本当に本当に悪阻は甘くみちゃいけないという考えが広まってほしいです……。それにしてもかかりつけ病院などを頼っても悪阻程度だからと思われてしまうことがあるんですね。妊娠出産は命を落とすことだってあるのだと、もっと世間の目が変わりますように。』
『しっかりと現状を理解してくれる病院があって安心しました。このまま回復に向かって欲しいです。』
『病院による対応の違いに驚きましたし、勉強になりました。セカンドオピニオンを持つことも大切ですね。』
など、もしゃもぅさんが入院できる病院に出会えたことに安堵する声が多く集まりました。
早期発見のためには……
発熱時は、ほかの産婦のためにもやむを得ず受診拒否するという病院側の対応もよく見られますよね。
多くの産婦を守っていくためには、ほかの病院との連携も必要なのかもしれません。
また、受診する側も一つの病院にあまりこだわりすぎず、何かあったときのために前もっていくつかの病院を見つけておくことも、大事な対策といえるのではないでしょうか。
ひどいつわりで危険な状態に……、あなただったら、こんなときどう対処しますか?
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
◎【重症妊娠悪阻の話】全話
◎もしゃもぅさんのInstagram
◎もしゃもぅさんのブログ
(MOREDOOR編集部)
(イラスト/@mosyamou)
※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。