「特別扱いせず、寄り添った接客を」講師は当事者。LGBTQ+フレンドリーなジュエリー会社の取り組みとは

「特別扱いせず、寄り添った接客を」講師は当事者。LGBTQ+フレンドリーなジュエリー会社の取り組みとは

「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」

この力強いスローガンを掲げるプリモ・ジャパン株式会社は、ブライダルジュエリーの企画・販売を専門とする企業です。

日本やアジア諸国に133店舗の専門店を展開している同社は、企業のダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを認定・表彰する「D&I AWARD2023」において、D&Iを先進的に進めている企業に与えられる「ADVANCED」を2021年から3年連続で受賞し、ウエディング業界で初めての快挙を達成。

今回MOREDOORでは、プリモ・ジャパンの多様な取り組みやその背景について聞いてきました。

「PRIDE指標」でもゴールド認定


ーーー社内では、D&Iに対してどんな取り組みをされていますか?

⚫️プリモ・ジャパン担当者:ダイバーシティ経営の一環として、多様な人材が活躍できる環境を創造しています。
「D&I AWARD2023」の表彰のほか、「PRIDE指標」でも3年連続でゴールド認定を受けており、職場環境では多くの社員が産休・育休制度を活用し、職場復帰を果たしているなど、特に子育て支援に注力しています。
また、社員の仕事とライフイベントとの両立支援を行っております。

<代表的な取り組み>
・2017年、女性活躍推進認定「えるぼし」の最高位を授与
・2018年、子育てサポート企業「くるみん認定」を授与
・社内規程上の配偶者定義の変更
・LGBTQ+全社員研修の実施
・LGBTQ+当事者の方による講演会の実施
・店頭制服へのスラックス導入、自由選択化
・ハイヒール強要なし(ノーヒールでの就業可能)

LGBTQ+のお客様に向けて


ーーーLGBTQ+のお客様に向けて、どんな取り組みをしていますか?

⚫️プリモ・ジャパン担当者:LGBTQ+のお客様に対し、特別な扱いとせず、寄り添った接客を心がけています。
一方で販売スタッフに知識がないことでのお客様への失礼がないよう、全社員向けにLGBTQ+の理解促進のための講演会や関連書籍の貸出を定期的に行っております。
そうした活動から「LGBTQ+フレンドリーな企業」と認識いただくことが多くなりました。