「特別扱いせず、寄り添った接客を」講師は当事者。LGBTQ+フレンドリーなジュエリー会社の取り組みとは

「特別扱いせず、寄り添った接客を」講師は当事者。LGBTQ+フレンドリーなジュエリー会社の取り組みとは

業界ではまだまだ?

ーーー現状の課題について教えてください。

⚫️プリモ・ジャパン担当者:当社は2018年から業界に先駆けて、男性用(M)・女性用(L)表記を廃止し、すべてのリングをジェンダーフリー表記に変更しました。
しかし、業界ではまだジェンダーフリー表記が一般的ではありません。
“すべてのお客様が幸せな瞬間”を迎えられるよう、業界全体でLGBTQ+フレンドリーな取り組みに力を入れたいと思っています。

OVER THE RAINBOW WEDDINGについて


結婚式場やジュエリーショップを紹介するwebサイト“マイナビウエディング”の、LGBTQ+フレンドリーのウエディング関連企業を探せるページ「OVER THE RAINBOW WEDDING」には、プリモ・ジャパン株式会社も紹介されています。


このサイトや取り組みについて担当者は、「当社1社ではなかなかできない取り組みのため、マイナビウエディング様という大手媒体社がこういった取り組みをしていただき、非常に嬉しく思います。」と述べており、
LGBTQ+のお客様が安心して来店できるようなブランドとして、理解促進を進めていく意向を示しています。

車椅子の方を講師に

ーーー今後の取り組みについて教えてください!
⚫️プリモ・ジャパン担当者:今後もLGBTQ+当事者の方による講演会を継続し、LGBTQ+のカップル向けプロモーションを実施する予定です。
また、車椅子当事者の方を講師に招いた講演会も開催し、障がいを持つ方に喜んでいただけるサービスについて学んでいこうと考えております。

幸せな瞬間を指輪に込めて


ーーー今後、社会で提供したい価値は?
⚫️プリモ・ジャパン担当者:私たちは「結婚するお二人に、人生で最も幸せな瞬間の想いを、指輪という形に変えて永遠に持ち続けていただきたい」という考えを持っています。
時代の変化とともに価値観が多様化する中で、お客様の気持ちに寄り添った提案を行い、多様性を尊重する社会の実現に努めていきたいです。

ーーーLGBTQ+カップルへ伝えたいことは?
⚫️プリモ・ジャパン担当者:現在の法制度上、ご入籍ができないLGBTQ+のカップルの方々には、その分“結婚指輪をふたりで持つ”ということを特別に感じている方も多くいらっしゃいます。すべてのお客様が安心して、ブライダルリング選びを楽しんでいただけるよう、一組一組に寄り添った接客でご案内させていただきます。お二人の最高なリングが見つかりますように。

安心してブライダルリング選びを

プリモ・ジャパンの取り組みは、すべてのお客様が安心してリング選びを楽しめることができる、心温まるものですね。
D&Iに会社全体で取り組むジュエリーショップ。
ウエディング業界はいま、大きく変わろうとしています。

次回は、女性同士での結婚式と披露宴を、念願のダブルドレスで行ったこてぃもかさんへのインタビューをお届けします!

(MOREDOOR編集部)
※画像出典・取材協力:プリモ・ジャパン株式会社