うっとりする様子をあらわす「惚」ですが、じつは違う意味でも使われます。
これをされると、小バカにされた気分になることもあるでしょう。
「惚ける」とは何と読むのか、さっそく見ていきますね!
(1)「惚ける」は「のろける」ではない
見たまま読むと「のろける」と読んでしまう「惚ける」ですが、それは違います。
なぜなら「のろける」は、「惚気ける」と書くので別物だからです。
ヒントは、見抜かれないようにわざとする、あの行動のこと。
なんとなくわかりましたか?
そう、正解は「とぼける」です。
「のろける」ならいいものの、とぼけられてはどうにもなりません……。
同じ字であっても、これほど違うとなんだか不思議ですよね。
ちなみに、「とぼける」は「恍ける」とも書きます。
(『広辞苑』より)